大崎上島日記 ようやく終わりそうな池掃除 そして、ここからが始まり
5月中、ず~~っとしていた池掃除。
エビの養殖では、出荷が終わると池の水を引いて、一旦、池を乾かして掃除して、次のエビの赤ちゃんを入れます。
池のそこにびっしりだった藻を取り出して、壁にびっしり付いている牡蛎をはがして、砂を耕して。
ブルトーザーやトラクターを初めて運転して、水を吸い出すポンプが止まればケーブルの漏電個所を調べて修理して、本当に初めて尽くしの日々。
ゼロからスタートは、ホント大変だと実感中。
日々の炎天下での作業で、夏前に真っ黒に日焼けしました。。。
スコップを握って土を掘り返す毎日の作業で、両手の指が壊れる寸前です。
朝起きたら、さび付いたみたいに暫く指が動かない。。。
まあ、なんとか体が壊れる前に、掃除終わりそうです。
でも、この半年の労働で、20歳の若者と一日中、同レベルの動きが出来るようになりました。
40歳前でも、体は使えば、蘇るんだと、人の身体のポテンシャルに驚いています。
池掃除が終わって、ほっと一息といきたいところですが、いよいよ、ここからが本番です。
やれやれ、一次産業は、なかなかヘビーです。^^;
大崎上島日記 僕はたぶん運がいい
最近つくづく思うこと。
自分は結構運がいいのかもしれない。
大体、もうダメだ~っと思ったときに、助けてくれる人が現れる。
年明けの大量の牡蛎との戦いの時には、スーパー漁師さんが、
4月からの池掃除の大量の藻の発生の時には、若手の2人が。
よく考えれば、前の会社でも、僕と一緒に働いてくれる若手は、みんな優秀な子ばかかりでした。
ここ大崎上島でも、こんな人口流出が進んでいる島にもかかわらず、奇跡のように元気で優秀な若い子が2人も入ってきました。
今まで一緒に働いた子で、使えない子に当たったことがない。
使えないおじさんは、いっぱい、見てきましたが・・・。
元気な若い子達に、のびのびと働いてもらって、能力を発揮してもらえるように、働きやすい環境を作ることが、僕の一番大切な仕事だろうなと思います。
自分は運がいいんだろうなぁと、つくづく思う、今日この頃。
このお母さんすごいなぁ 「受験は母親が9割」
連れ合いが買ってきたこの本、
タイトルが、また、9割か、、、
とは思ったんですが、なんとなく読んでみたら、思いのほか面白かった。
イチローのお父さんとか、卓球のあいちゃんのお母さんとか、一流のスポーツ選手の親が専属コーチのように子供の付き添う。
その勉強版って、感じですね。
アマゾンの評価の低いレビューを見ると、お金持ちしかできないことだと書かれていたりします。
たしかに、有名私塾に入れて、塾通いさせて、好きなだけおこずかいをあげる、とかお金がないとできない。
でも、この本には、お金がなくても出来るアイデアがいっぱいあると思いました。
僕がいいなぁと、思ったのは、
・勉強のスケジュールをたてる
・模試や過去問の整理をしてあげる
これは、別にお金がなくても出来るし、自分が学生の時を振り返ると、その時は重要な気がしていたけど無駄な時間だったなぁと思う。
特に問題だったのは、スケージュールや整理をがんばってすると、それで満足してしまうことが多い。
受験のコーナーには、スケジュールの立て方なんて本はないけど、大人用の書籍にはいろいろ時間管理や整理術の本があって、このお母さんはそんなビジネス書にも、きっと、目を通していたんだろうと思う。
早い段階で効率の良い時間管理術や整理術を身につけることは、受験が終わった後も、役に立つだろうと思う。
後、なるほどと、思ったのは、
・ノートは1問1ページ
・単語帳は真ん中からはじめる
・受かる子は「ちょうどいい筆圧」を知っている
ホントに、よく子供のこと観察しているなぁと、感心する。
子供が失敗するたびに、一緒になって、これどうだろう?あれどうだろう?って、試行錯誤していたんだろうなぁと思う。
受験において大切なのは、毎日、毎日、決めたとこを淡々と丁寧にやりながら過ごすこと
昨日のことは忘れる。今日のことだけ考えよう。明日のことは考えない。
受験だけでなく、これはホントに大切だと思う。
別に批判するのは自由だけど、そんなことに労力使うなら、この人のいいところを盗めばいいのにと思う。
まあ、お母さんが前面に出すぎている気がしないでもない。
別に、サポートするのは、お父さんでも、おじいちゃんでも、おばあちゃんでも、誰でもいい気もします。
そこが気に食わない人も多いんだろうなぁとは思う。
ただ、身近に、これだけ優秀で強力なコーチがいれば、子供はさぞかし勉強しやすいだろうなと思う。
おまけ、連れ合いの感想は、こちら。
同じ本読んでも、見ているとことが全然違うのは、なかなか面白い。
大崎上島日記 人口知能について勉強してみたい人いませんか?
いきなり、人工知能って、なんでやねん!
と、思われそうですが。。。
子供向けプログラミング教室はテンション上がらない
島に移住して、子供向けのプログラミング教室をしたいな~っと、思っていました。
一応、Scrachやらラズベリーパイを触ってみたりしていたのですが、あまり、テンションがあがらない。
LEGOマインドストームも持っているので、これを使ったりとかも思ったりしたのですが、あまり、テンションがあがらない。
結局のところ、あまり、子供相手は得意ではないで、無理してやるのはやめにしようと。
家の子供たちも、本に夢中だったり、虫に夢中だったり、野山を駆け回って、今は自然相手に遊んだほうがいい気がして、無理してPCに向かわせる必要もない気がしているというのもあります。
原点回帰
それで、一番興味のある部分をやろうと、思ったところ、人工知能かな?と。
僕の前職はプログラマーだったのですが、そもそも、人工知能に興味があって、その分野に進みました。
ただ、僕が学生だった頃は、ディープラーニングの技術も実用化されていなくて、ニューラルネットワークとかファジーとか遺伝アルゴリズムとか、一応、学んだのですが、「それで?」という感じで、人工知能をやろうと思ったらどこかの研究室にいかないといけないような状態で、そこまで頭もよくないし、そこまで研究する気もないし、ということで普通にプログラマーとして働き始めました。
でも、ここ数年、状況は劇的に変わっているように感じます。
Googleから、デープラーニングのAPI(自由に使えるプログラムの部品のようなもの)が結構公開されているようですし、
いろいろな人工知能に関する書籍も出版 されています。
人工知能勉強会始めます
ということで、人工知能について勉強してみたい人いませんか?
場所は、大崎上島の自分の家を考えています。
あまり、期待はしていないのですが、一人でもいればなぁと思って書いてみました。
もし、学びたいと思っているのなら、別にプログラミングの知識などは必要ないと思っています。
結局、僕も元プログラマーとはいえ、おそらく使用するプログラミング言語はPythonになると思いますので、僕も、言ってみれば初心者同然なので、プログラミング環境を整えるところから、ぼちぼちとやっていくことになると思います。
とりあえず、このあたりの本から攻めていこうかと思っています。
ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装
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興味のある方は、ぜひ、どうぞ。
大崎上島日記 幸せな平日の休日
車エビも牡蛎のシーズンも終わり、今は養殖池の掃除に日々追われています。
今年は、過去最悪の藻の大発生だったらしく、池中藻だらけで、この一週間ほど、毎日朝から夕方まで、藻をかき集めていました。
藻のかきすぎで、手には豆が出来て、全身筋肉痛です。
先週は土日休みなく働いて、今週も土日出勤のため、さすがに肉体的に限界だったので金曜の今日をお休みに。
平日休みの一日
子供たちが起きてくるまで畑をいじって、
子供を保育園に連れて行って、
道すがら近所のおばあちゃん達と話して、
家の掃除をして、
ぼ~っと本読んで、
買い物行ったら、たまたま、買い物中の連れ合いに出会って、
お昼に、連れ合いと、お好み焼き食べに行って、
図書館に行って、
お菓子を食べながら、ぼ~っと本読んで、
子供のお迎えに行って、
子供と少し遊んで、
晩御飯を作って(連れ合いが職場の歓迎会なので)
子供たちと晩御飯食べて、
子供たちとお風呂に入って、
子供たちが寝た後、ぼ~っと本読んで、
正直、子供の相手は疲れるので、朝と晩とこれくらいで丁度いい感じ。
バランス的に、平日の休みは、なかなか良いですね。
もう、散ってしまったけど、隣の桜。
自信って、実はあまり必要でないかも?
最近、あるコメントに「自信がない」と自分で書いたのですが、自信って、なんで必要なんだろうか?と、ふと、思った。
自信がなくてはいけない病
自分の過去を振り返ってみると、成功したことも失敗したこともあるけど、自信があるから成功したとか、自信がなかったから失敗したとか、あまり、ない気がする。
どっちかというと、周りから、「大丈夫、自信をもって!」とか言われて、自信を持たないといけないような気がして、一種の「自信がなくてはいけない病」みたいな感じがある気がする。
自信に満ちた方がかっこいい
でも、びくびくドキドキで勝つのと、自信満々で勝つのでは、結果が一緒でも自信満々の方がかっこいい気がする。
結局のところ、自信を持たないといけない理由は、かっこよく見える、それだけではないだろうか、なんて、ことを思う。
勝負を決めるのは集中力
個人的には、成功するか失敗するかは集中度合だと思う。
成功するときは、無心というかフロー状態で、そこに自信とか関係ない気がします。
だた、短期決戦・一発勝負のスポーツなどでは、ここ一番でその集中状態にならないといけないので、その瞬間の心理的要素が重要で自信というのが重要なのかもしれません。
やってみれば分かる
自信があるから成功する訳ではなく、自信がないから失敗するわけでもない気がします。
自信があると実行する場合が多く、成功した場合に武勇伝を語られることが多く、それが、成功の秘訣が自信のように思われるようになる。
自信がないと実行されることが少なく、成功も失敗もしない。
それだけの話ではないだろうかと、いう気がします。
とりあえず、やってみれば、結果は分かる。
そこに、自信はあまり関係ない。
この世の中で、決まったことは一つしかない
この世の中で、唯一決まっていることは「人はいつか死ぬ」それだけ。
その他の確実そうに見えることも、過去はそうだったというだけで、未来永劫変わらないものなんてない。
そう思うと、自分を信じられる時もあるし、自分を信じられない時もあるけど、まあ、やってみれば、結果は分かる。
その結果を見て、次の方針を決めて、また、やってみて、その繰り返しなのかもしれないですね。
まとめ
自信を持って成功するとかっこよく見える。
自信がなくてもやってみると成功することもある。
でも、自信があるように見えるというというのは他人判断なので、本人がどう思っていているかと、他人がどう思うかは別物。
とりあえず、やってみればいいじゃないかな?
やってみれば、何か出てくる。
何もしなければ、何も出てこない。
大崎上島日記 ようやく週休2日実現
久しぶりの土日休みです。
家に帰って、ごはんを食べて力尽きて寝てしまったため、変な時間にブログを書いています。
年末の贈答品の出荷の大忙しの日々が終わって、ゆっくりできるのかと思いきや、2月、3月は20万個近いの牡蛎との格闘の日々でした。
ようやく、池にエビも牡蛎もいなくなって、池の水抜きが始まりました。
これから、池の大掃除です。
4月から、元気な20歳の新人君が、2人入って、少し余裕が出来、ようやく土日休みにできました。
(お昼休みも、釣りしているような、本当に将来が有望な若者達)
といっても、今、池の水抜きポンプが24時間稼働中で、日曜日は、会社にはいきますが、子供達と池の底の生物探し遊びをする予定。
久しぶりの土曜日休み、毎日毎日、我ながらよく働くなぁと、思います。
去年、京都で働いているときは、週休2日は当たり前で、月に1回くらいで有休を使って週休3日の休み、GWは10連休とか普通の働き方でした。
それなら、京都で働いていた方がよかったのでは?と、言われそうですが、
よく分からないけど、
この島の暮らしにはそれ以上の魅力がある
としか、言いようがないですね。
養殖業は休めないのか?
よく養殖業は生物が相手なので休めないと聞きます。
でも、この半年弱働いてみて感じたことは、
『自然相手だから休めないのはしかたない』と思い込んでいる部分が多いのでは?
と、いうこと。
「○○だから仕方ない」、養殖場にかかわらず、よく聞く気がします。
「難しい仕事だから仕方ない」、「依頼者が仕様を決めてくれないから仕方ない」、「客商売だからしかたない」
本当に仕方ない部分もあると思いますが、本当にそうなのかな?
そうでない部分を計画的に進めて、本当に仕方ない部分に備える。
前の仕事ではそうしてきたし、どんな仕事でも同じでないかな、と思ったりします。
週休2日に拘る理由
個人的に、何かに拘束されることが大嫌いということが大きいのですが、
その理由は2つあります。
理由の一つ目
暮らしのための時間が必要
裏山があり、畑があり、古民家なので修理も必要だし、家での仕事もあるし、地域の集まりも結構あるし、子供や家族と時間も確保したい。
なので、僕としては、会社に拘束される時間を、理想としては50%くらいまでに抑えたい。理想としては週3・4日くらい。
理由の二つ目
仕事を効率的にするには、作業時間を短くすることが大切
最初はその時間で出来ないかもしれないけど、スポーツと同じで、その時間内で収めようと考えて工夫し続けることで、出来るようになってくるんではないかと思っています。
毎日、長時間労働していると伸びきったバネのようになってしまって、本当の有事の時に、対応できないんじゃないかな?
常に、最速で仕事を終わらすことを普通にして、本当に仕方がないアクシデントに備えることが大切なんじゃないか、と思います。
理想は、
今年しないといけないことはこれで、
今月しないといけないことはこれで、
今週はこれで、
そのためには今日この作業をしないといけない。
その作業が終わり次第、解散、自由!
そんなのが理想。
週休2日にしても、社長に聞いたら、やれるんだらやったらいいよとの軽い返答。
その軽さはいいなぁと、思っています。