道草道

大崎上島での移住の記録(2016年4月~):子育て・古民家改造・裏山開拓・造船所・たまにプログラミング

どうして、そんなに働くんだ? 大西つねきさんの講演会に行ってきた話

昨日、大西つねきさんの講演会に行ってきました。

https://www.facebook.com/events/349474975668070/

 

大西つねきさんは、この本を書いている人。

私が総理大臣ならこうする 日本と世界の新世紀ビジョン

私が総理大臣ならこうする 日本と世界の新世紀ビジョン

 

 この人に興味を持ったのは、日本って世界で有数の豊かな国のはずなのに、

 

なんで、みんなこんなに働かないといけないのだろう?

この無茶な働き方が、いつ終わるのだろう?

 

と、なんとなく思っていて、この本にその答えらしきものが書いてあったから。

それで、直接話を聞いてみようかと思って。

 

どうして、そんなに働くんだ?

 

これは、隣に住んでいるフランス人のお父さんに言われた言葉。

3年前に島に移住したのですが、島に移住してからは、お金を稼ぐために、毎日朝から晩まで働いていて、「自分は何しにこの島にきたんだ??」って状態だった。

 

そんな時、隣のフランス人のお父さんから「どうして、そんなに働くんだ?」って、聞かれて、ふと、何でだろうと思った。

 

→ぶっちゃけ、自分もそんなに働きたくはない。

→でも、家族を養うための十分なお金を得ようと思うと、全ての時間を仕事に奪われる。

→そもそも、自分が欲しいものは、幸せな暮らしであって、お金ではない。

→でも、お金がないと暮らしていけない。

→お金を得るために、働くしか仕方がない。

 

完全に負のスパイラルにはまった状態。

でも、自分にはプログラミングの経験とJICAとしての海外移住経験があったので、運よくこの蟻地獄からは抜け出せた。

https://www.pr-table.com/traveloco/stories/17475

 

でも、抜け出せたと言っても、生活費的にはギリギリ。(ちょい、マイナスか)

 

まじめに、働いても暮らしていけないって、なんか、おかしくない?

 

今、働き方革命、もっと効率的に、もっとクリエイティブに、効率的でクリエイティブでなければ、敗者になるのは、当然だと言うような雰囲気を感じる。

 

ところで、

働き方革命は、何のため?

効率的に働くのは、何のため?

クリエイティブに働くのは、何のため?

なのでしょうか?

 

多分、お金を多く稼ぐためと言う答えが多い気がする。

どこまで行っても、お金。

僕が欲しいのは、お金ではなくて、豊かな生活なんだけど。

 

ところで、そもそも、お金の正体って何だろう?

 

お金の正体は、ただの情報であり誰かの借金

 

ここまでは、自分の今までモヤモヤしていた疑問で、

ここから、大西さんのお話の自分の解釈。

(※注意:自分の理解なので、完全には正しくないかもしれない)

 

お札をお金と思っているかもしれないけど、お札はただの媒体で、お金というのは、誰かが借金をすることによって、銀行が生み出すもので、銀行がお金を生み出す仕組みは信用創造と呼ばれている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%A1%E7%94%A8%E5%89%B5%E9%80%A0

 

結局、お金というのは人の頭の中の情報でしかない。

お金の総額というのは、誰かの借金の総額と同じになる。

結局、自分が稼いだお金というのは、誰の借金から回ってきているお金になる。

 

政府の借金が増え続けるのはなぜ?

 

毎年、毎年、政府の借金が増えた、人当たり850万円の借金がある、国はダメになるみたいな話を聞きます。

https://zuuonline.com/archives/151663

 

国が無駄遣いしている、日本に勢いがなくなったらからとか、少子高齢化、色々と借金の増加の原因を聞きますが、大西さんの本によると、お金の発行の仕組みからして、そうなるようにできているとのこと。

 

理由は簡単で、大きい視点で見ると、

 

→お金というのは誰かの借金

→借金には利息がつく

→利息がつくから、さらに大きい借金でお金を作って、利息を返さないといけない

→さらに大きい借金により、また、お金が増える

→日本の成長が止まって国民による借金が増えなくなった

 

国民による借金が増えなくても、発行されたお金は借金なので、それには利息がつく、その利息を払うために誰かが借金をしてお金を増やし続けないといけない。

結局、誰が最終的にお金を増やす?(=借金すること)、最後まで借金をし続けられる?

 

答えは、日本政府。

 

これが日本政府の借金が増え続けている理由で、これは日本だけの問題だけではなく、同じような信用創造をしている世界共通の問題とのこと。

 

結局、日本政府の借金は、節約しても効率化しても、何しても借金は減らない。

 

(この辺りの話は、大西さんの本や公演で、実際のデータ入りで分かりやすく説明してあります) 

 

なぜなら、お金の正体は誰かの借金で、借金には利息がついて毎年毎年増えていくので、その利息を払うために誰かが借金をし続けないといけないシステムになってしまっている、そして、誰が最後まで借金できるか?とうと日本政府で、日本政府の借金が増え続けるのは当然の結果だということらしい。

 

なんか納得できるような、できないような話だけど、言われてみれば、当然そうなるなと思う。

 

時間泥棒に時間を盗まれ続ける

 

 ミヒャエル・エンデの有名な物語モモ。

モモ (岩波少年文庫(127))

モモ (岩波少年文庫(127))

 

 ここに出てくる時間泥棒というのは、現在の金融システムの利息を暗に表現しているらしい。

 

最初のお金は、資本家の借金により生まれる。

資本家は借金して利益を獲得して、借金は別の資本家に移る、また別の資本家の借金と移動しているうちに、借金は増殖し続け、それに同じくしてお金も増殖し続け、最終的に借金を引き受けるのは日本政府。

 

結局、日本政府の借金を払い続けているのは、住んでいる人の税金で、つまり住んでいる人から永遠にお金を吸い上げ続けるシステム、それが今の金融システムということらしい。

 

なんか、分かるんだけど、実感がない。

今まで資本家に搾取されていると言われもよく分からなかったけど、こうして説明されると、巧みな搾取の仕組みが、なんとなく分かる。

 

じゃあ、どうすればいいのか?

 

もう疲れてきたのと、理解の範囲を超えてきたので、大西つねきさんの本を読むか、講演会に行って下さい。

フェア党という党を作って、お金の発行を仕組みを根本から変える活動をされています。

 

日本中で話されています。

https://www.fair-to.jp/#8

交通費を出せば、話をしに来てくれるらしい。 

 

教育とか言う前に、変わらないといけないのは大人じゃないの?

 

今、投票率が下がっていると言われていますが、結局、みんな直感的に、どの党に入れても何も変わらないと思っていのではないかなと思います。

 

その理由が今まで分からなかったのですが、大西さんの話を聞いて、今の金融システム上で何をしても何も変わらないというのが、なんとなく直感的に分かっているからじゃないかと思う。

 

最近、教育が、教育が、教育が、ってよく見かけるけど、本当に変わらないといけないのって、大人じゃないかな?

 

壊れた原発や貧困の問題を放置して、なんかよく分からないけど、カジノやオリンピックを誘致して、お金を作り出そうとする。

そして、日本がこれまで稼いだ300兆円ものドルは放置し続ける。

 

ブロックチェーン、AIなどの技術も、既存の利権によって、台無しにされてしまうのも目に見えている。

 

そろそろ、本当の問題に取り組む時期にきているんじゃないかと思う。

それを選ぶ選挙権は、実はみんな持っている。

 

お金のために働くというのは、 知らず知らずのうちに永遠に増殖する借金にがんじがらめになっている状態で、知らない間に時間泥棒に時間を奪われているモモの物語と驚くほどよく似ている。

 

永遠に増殖する借金による金融システムが全ての問題の始まりというのは、一つの仮説でしかないのだけど、なんとなく正しい気がするですよね。

やってみたら景色が変わる

ツリーハウス作ってみました。 

ツリーハウスで夢をみる

ツリーハウスで夢をみる

  • 作者: アランロラン,ギスランアンドレ,ダニエルデュフール,Alain Laurens,Ghislain Andr´e,Daniel Dufour,山瀬千晶,日本ツリーハウス研究会
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 2007/07/01
  • メディア: 単行本
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これは無理なので、

blogs.yahoo.co.jp

 このページを参考にしてみた。

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子供達も気にいってくれた様子。

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ただ、板を張っただけだけど、

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やってみたら景色が変わった。

島きてからの念願だったツリーハウスはとりあえず出来た。

 

次は屋根直して、薪ストーブだな。

幸せな時間も 悲しい時間も 流れていく

3.11誕生日でした。

 

3年前の誕生日に福島第一原発を見に行ったけど、今思い出しても悲しい光景でした。 

legacycode.hatenablog.com

 

今年、息子達がくれた誕生日プレゼント。

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連れ合いに作ってもらったケーキは写真撮り忘れた。

ameblo.jp

 

最近、時間が止まってくれればいいのにと思うこともあるけど、幸せな時間も悲しい時間も流れていく。

 

3.11いろいろな意味で特別な日。

レゴマインドストームに夢中

子供が小学1年生、2年生になって格段に実力がついてきたのを感じる。

 

木登りもできるようになってきて、一緒にツリーハウス作りもできるようなってきたし。

 

legacycode.hatenablog.com

 

先日、次男が風邪で学校を休んで、あまりに暇だと言うので、レゴマインドストームを貸してあげたら、一人で組み立て始めた。

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リモコンみたいに遊んだり。

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ラジコンみたいに遊んだり。

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厚切りジョンソンのWhy?プログラミングを見ているだけあって、自分では、まだ、出来ないけど、プログラミングもなんとなく分かっている様子。

www.nhk.or.jp

次男は、マインドストームに夢中だけど、長男は全く興味なし。

同じ環境にいるのに全然違う個性で面白い。

40歳にして無能に帰る

リモートワーク と鉄工所での生活が1ヶ月経ちました。

感想はと言うと、また、レベル1に戻ったな〜っと。

 

よく例えると、幽☆遊☆白書で、邪眼を手に入れるために最下級までレベルを落とした飛影の気分。

 

昔のロールプレイングゲームで例えると、ファイナルファンタジースーパーファミコン時代しかやってないが)で、戦士に白魔法を使わせたくて、ジョブチェンジして、クソ弱い白魔道士をレベル上げている気分。

 

大崎上島に来てから、何度、無能に戻っただろうか?

人は、何歳からでも、やり直せると言うけれど、やり直しは、無能に戻ることだ。

 

でも、人生いつ如何なる理由で、無能に戻るかもしれない。

会社が倒産するかもしれないし、急に戦力外通告受けるかもしれないし、急に転勤を命じられるかもしれない。

まあ、そんな事は、起こらないかもしれないけど。

 

でもまあ、理想の生活を実現するために、自ら進んで無能に帰っている訳で、どうでもいいプライドなんかは捨ててしまって、ゼロから積み上げていくしかない。

 

若い頃と違って、歳とってよかったなぁと思う事は、才能の差なんて、あまりないと知った事。

できる人と言うのは、やっぱり、めちゃめちゃやっている、毎日毎日毎日積み上げている。正直、その差だけだと思う。

10年も経てば、その差はとてつもない差になっていると30代の時に知った。

 

人生100年時代と言われている。

まだ、60年も残っている。

何歳で死ぬのか知らないけど、死ぬ時に、自分のできる事は全てやったと思って死にたいなぁ。

裏山ツリーハウス ジャガー遊び

最初は、若干、ビビりながら木に登っていた二人。

高さに大分慣れて余裕が出てきた。

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上から見ると、こんな感じ、2階の屋根くらいかな?

木の上に寝そべって、ジャガー遊びらしい。

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太い枝の上にロープを渡してあげたら、枝を渡れた。

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適当ブランコもお気に入り。

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今日は、子供達がお弁当作ってくれて、裏山で食べました。

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当面の目標は、上の辺りに枝を渡してみたのだけど、あの辺りに、基地を作ること。

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ネットで調べていたら、ちょうどいい感じの、基地があった。

とりあえずの目標は、この鳥の巣スタイルのツリーハウスを作ること。

これを作ってお弁当を食べること。

blogs.yahoo.co.jp

最終的には、こんなのが出来ることを夢見て。

ツリーハウスで夢をみる

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リモートワーク も普通の会社もあまり変わらない、大切なのは誰と働くか

リモートワーク と言うと、なんだか特別なことのような気がしたりしますが、実際のところは、普通の会社とほとんど変わらない。

 

違いは、会社に行かない。

ただ、それだけ。

 

今日、定例の進捗ミーティングの後に、ふりかえりをしました。

リモートで働いていてると、職場に集まって働いている時と比べると、やっぱり、距離感を感じます。

そう言う距離感を、埋められないかと思って。

 

前の会社でもそうでしたが、仕事の進捗だけでなくて、ふりかえりのような、その人の生の声を聞ける場を作ることは大切だなと思います。

 

みんな、自分のことを話したいし、一緒に働いている人のことを知りたいと思っているんだなぁと、改めて感じました。

 

リモートワーク では、文字のやりとりが主ですが、文面からもかなり、人柄が現れます。

でも、実際に話すと、やはり文字以上の情報があります。

 

リモートワーク なので、チームになるが一見難しそうですが、今働いているトラベロコ といいう会社は、基本的にみんな旅人だという共通価値観があるのは、結構、大きなポイントだと思います。

 

traveloco.jp

 

正直、今まで勤めて会社の中では、頑張って普通の人を演じようとしてた。

それでも自由人だと思われていたと思いますが、自分的には最大限に周りに合わせて、集団行動をしてきたつもり。

 

でも、ここでは普通にしていれば理解してもらえると言う安心感はある。

一人旅の旅先で出会う旅人同士のような安心感がある。

 

多分その安心感といのは、人はみんな違っていて当然と言う価値観で、行先が一緒なら一緒に旅するし、行先が違えば、じゃあねって行って別れて、自分の価値観を強制しないし、人の価値観を否定しない。

 

今日、チームでふりかえりをして、このメンバーいいなぁと思った。

基本的に単独行動が出来る人の集まりって、自由でいい。

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