今日は、相当マニアックな話題です。(笑)
Frindlyを使った、温度測定治具ソフト作成の話です。
Friendlyとは?
テスト自動化ライブラリです。
既にあるソフトを操ったり、内部データを変えたりできる、面白いライブラリです。
詳しくは、こちらから。
Friendlyを使った便利ツールの作成
今回、作成したものは社内で使う、製品の温度変化を測定する為のソフトです。
こんな感じの温度を測定する機械(コンテック製)がありまして、下にある黄色いテープが張ってある部分に温度センサ(PTセンサ)が付いています。
温度センサーを製品に取り付けて温度の変化を変化を調べたいというのが目的。
その測定した温度をファイルに保存して、そのデータをExcelなどで加工して温度変化データとして使用したい。
そんな社内でのデータ取りのためのソフトです。
要求
客先でのトラブル対応のデータ取得用なので、
完成度はどうでもいい、とりあえず、早く!
です。(笑)
普通にやる場合には、コンテック社が提供しているDLLを使用すればいいのですが、若干メンドクサイ。
取説を読むのがメンドクサイですし、こう言ったDLLの関数って結構意味不明の引数があり、それに時間を食うことも多いです。
それで、今回は、Friendlyを使ってみようかと言うことになりました。
どうするか?
こういった機器には大抵サンプルソフトが付いています。
今回の場合は、こんな感じのソフト。
チャンネルの温度の部分が500msに一度くらいのタイミングで更新されます。
でも、ファイルに保存したりする機能はついていません。
Friendlyでこのソフトの温度表示部分を取り出して、それを使えばいいんじゃない?
という方法です。
作業してくれる人が、以前にFriendlyを使ったことがあったので、画面の温度を取ってくるのは結構簡単に出来ました。
元々、GUIのテスト用ライブラリなので、この手の作業は朝飯前です。
出来たソフトの画面はこんな感じ。
コードはやっつけ仕事なので勘弁してください。^^;
結局、作業時間は、1日くらいでしょうか。
DLLを直接使っても、正直あまり工数的には変わらないかもしれません。
ただ、DLLから直接コントロールするばあい、トラブルの切り分けは難しい場合があります。
- 使うDLLが間違っているのか?
- 初期設定が間違っているのか?
- 使う関数が間違っているのか?
実際に動いているアプリをFriendlyを使って乗っ取る場合は、その辺のトラブルは回避できるかな?と思います。
覚えるのもFriendlyのライブラリの使い方だけでいいですし。
まとめ
Friendlyの使い方として少し邪道かもしれませんが、社内でちょっとした治具を作るには、なかなか良いと思います。^^