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大崎上島での移住の記録(2016年4月~):子育て・古民家改造・裏山開拓・造船所・たまにプログラミング

Frindlyを使った、ちょっと便利ツールの紹介

今日は、相当マニアックな話題です。(笑)

Frindlyを使った、温度測定治具ソフト作成の話です。

 

Friendlyとは?

テスト自動化ライブラリです。

既にあるソフトを操ったり、内部データを変えたりできる、面白いライブラリです。

詳しくは、こちらから。


株式会社Codeer (コーディア)

 

Friendlyを使った便利ツールの作成

今回、作成したものは社内で使う、製品の温度変化を測定する為のソフトです。

こんな感じの温度を測定する機械(コンテック製)がありまして、下にある黄色いテープが張ってある部分に温度センサ(PTセンサ)が付いています。

f:id:legacyCode:20141224122153j:plain

温度センサーを製品に取り付けて温度の変化を変化を調べたいというのが目的。

その測定した温度をファイルに保存して、そのデータをExcelなどで加工して温度変化データとして使用したい。

そんな社内でのデータ取りのためのソフトです。

 

要求

客先でのトラブル対応のデータ取得用なので、

完成度はどうでもいい、とりあえず、早く!

です。(笑)

 

普通にやる場合には、コンテック社が提供しているDLLを使用すればいいのですが、若干メンドクサイ。

取説を読むのがメンドクサイですし、こう言ったDLLの関数って結構意味不明の引数があり、それに時間を食うことも多いです。

それで、今回は、Friendlyを使ってみようかと言うことになりました。

 

どうするか?

こういった機器には大抵サンプルソフトが付いています。

今回の場合は、こんな感じのソフト。

f:id:legacyCode:20141224124458j:plain

チャンネルの温度の部分が500msに一度くらいのタイミングで更新されます。

でも、ファイルに保存したりする機能はついていません。

Friendlyでこのソフトの温度表示部分を取り出して、それを使えばいいんじゃない?

という方法です。

作業してくれる人が、以前にFriendlyを使ったことがあったので、画面の温度を取ってくるのは結構簡単に出来ました。

元々、GUIのテスト用ライブラリなので、この手の作業は朝飯前です。

 

出来たソフトの画面はこんな感じ。

コードはやっつけ仕事なので勘弁してください。^^;

f:id:legacyCode:20141224124824j:plain

結局、作業時間は、1日くらいでしょうか。

DLLを直接使っても、正直あまり工数的には変わらないかもしれません。

ただ、DLLから直接コントロールするばあい、トラブルの切り分けは難しい場合があります。

  • 使うDLLが間違っているのか?
  • 初期設定が間違っているのか?
  • 使う関数が間違っているのか?

実際に動いているアプリをFriendlyを使って乗っ取る場合は、その辺のトラブルは回避できるかな?と思います。

覚えるのもFriendlyのライブラリの使い方だけでいいですし。

 

まとめ

Friendlyの使い方として少し邪道かもしれませんが、社内でちょっとした治具を作るには、なかなか良いと思います。^^