巨匠の技に触れてきた ~ファシリテーションの本質とファシリテーターのあり方~
昨日、行ってきた星野先生の勉強会。
僕がファシリテーションに興味を持っているのは、会議を上手くしたいとか、仕事を上手く進めたいとか、それよりも、
日常でお互いが踏み合っているブレーキをやめるだけで、もっと簡単に進むことが多いのでは?と感じることが多いからです。
星野さんのファシリテーションの定義は、自分のイメージとぴったりでした。
ファシリテーションとは、対象となる(個人、対人間、チーム、組織)が直面しているさまざまな障害(心理的、物理的)に向き合い、それを自ら取り除き、目標達成をすすめていけるように、援助促進することである。
学んだことをブログに書こうかと思ったのですが、今までの勉強会が終わったときの感覚と少し違うので若干戸惑っています。
普段、勉強会などに行って学んだ瞬間が学びの最高点で、だんだん、薄れていくことが多いです。それで忘れないように記録したりします。
今回は、思い起こすと、講義の話と過去のいろいろなモノがリンクする感じで、全然、まとまらない^^;
ふと思い出した、「先生はえらい」と言う本。
人は自分が学びたいと思ったことしか学べない。星野先生の講義の中で、『相手に今の状況を伝えて、一歩引く』と言う話がありました。
相手の中に言葉を残す
と表現されていたような気がします。
そこから何を学ぶかは相手次第。
学ぶ準備の出来ている人には気づきがあるし、準備の出来ていない人には何も起こらない。準備の出来ていない人には次の機会を待つ。
”手を抜かない”こと
最後にファシリテーターの在り方として、「手を抜かない」ことといっておられました。今回、感じたことは、一見当たり前に思えることをやり続けることの凄さ。
星野先生が言っておられることは、一見、普通の事なんですよね。
・観るを意識する
・手を抜かない
・安心安全の場を作る
でも、同じ行為でも深さが違う気がします。
熟練の職人さんの技って感じがします。
「ファシリテーターのあり方」ってなんだろうと思って行った勉強会でしたが、やっぱり実際に感じることは大切と実感しました。
これを文書にするのは、なかなか難しいな。
でも、その人の存在が場に及ぼす影響を、なんとなく体感できました。