結婚生活で大切なことは わかりあえないことから 始めることかもしない
今日は、僕の弟の結婚式です。
息子の結婚式ではない、念のため。
自分も結婚して、もうすぐ10年。
まあまあ、夫婦仲良くやっていると思います。
振り返って、何がよかったんだろうか?
と思うと、一番の要因は、
3年周期くらいで夫婦の役割を変えていること
かもしれないと思います。
半年間 新婚生活
2.5年間 青年海外協力隊で遠距離
2年間 夫婦共にばりばり働く
3年間 相方育休で子育てに専念 僕はフルタイムで働く
2年間 相方仕事復帰フルタイムで働く 僕は時短勤務で主夫
そして、今年から
相方主婦 僕はフルタイムで働く
これは、意図的したわけではないのですが、
3年周期くらいでイベントが発生して役割分担を変えている。
結果的に、これが結構よかったのではないかと思っています。
それは、役割を変えることで、
具体的に相手の立場で考えることが出来るから。
家事や育児の大変さは実際にやってみないと、本当の大変さは分からない思います。
もちろん、仕事の大変さも。
ただ、やったからといって、その人が本当に自分と同じことを感じているかどうかは、分かりませんが。
想像はしやすくなります。
結婚するというか、一緒に生活していくうえで大切なことは、
相手を思いやって、相手の立場で考えることだと、よく聞きます。
それって、一見、簡単そうで実はとても難しいことだと思います。
それは、基本的に他人のことは分からないから。
相手のアウトプット(声、表情、言葉、感情)から判断して、こう思っているのだろうと判断することができるだけで、実際にどう思っているかなんて、本当は分からない。
そのうち、脳から直接情報を取り出す技術が出てくれば、分かるのかもしれません。
ただ、今、考えていることが、その人かと言われれば、そうでもない気もします。
人の感情なんて、その時々の雑念だらけです。
人は無意識が70%とも言います、本当は、自分のこともほとんど分かっていない。
無意識が70%だから、自分の気が付いていないところを、相手が分かるということも起こるんだと思いますが。
結局、夫婦になったからといって、
相手の何かが、急にわかるようになるわけではない。
だから、結婚しても、
その人を理解しようとし続けることが大切なんだと、と思います。
別に、それは特別なことではなくて、
相手を尊重する、
相手の話聞く、
そんな、普通のことを、丁寧にやっていくことだと思います。
でも、あまりに普通すぎて、
環境を変えたり、
立場を変えたりしないと、
なかなか、意識し続けるのは難しいかもしれないと思います。
なので、3年周期くらいで、イベントが発生して、
立場や環境が変わったのは、良かったのだろう思います。
わかりあえることが前提だと、
「どうして分かってくれないの?」と、
よく、ドラマで見るような、不毛な会話になる気がします。
わかりあえないことから始めると、
他人と共通点を見つけた時の、喜びは大きい。
だたそれが出来るには、
他人とはわかりあうことはできないんだ、
夫婦といっても他人なんだ、
という孤独と、ちゃんと向き合う必要がある気がします。
わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)
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この本の内容は読んでいませんが、前書きにそんなことが書いていました。^^;