道草道

大崎上島での移住の記録(2016年4月~):子育て・古民家改造・裏山開拓・造船所・たまにプログラミング

結婚生活で大切なことは わかりあえないことから 始めることかもしない

今日は、僕の弟の結婚式です。

息子の結婚式ではない、念のため。

 

自分も結婚して、もうすぐ10年。

まあまあ、夫婦仲良くやっていると思います。

 

振り返って、何がよかったんだろうか?

と思うと、一番の要因は、

 

3年周期くらいで夫婦の役割を変えていること

 

かもしれないと思います。

 

半年間 新婚生活

2.5年 青年海外協力隊で遠距離

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2年 夫婦共にばりばり働く

3年 相方育休で子育てに専念 僕はフルタイムで働く

2年 相方仕事復帰フルタイムで働く 僕は時短勤務で主夫

legacycode.hatenablog.com

 そして、今年から 

相方主婦 僕はフルタイムで働く

legacycode.hatenablog.com

 

これは、意図的したわけではないのですが、

3年周期くらいでイベントが発生して役割分担を変えている。

結果的に、これが結構よかったのではないかと思っています。

 

それは、役割を変えることで、

具体的に相手の立場で考えることが出来るから。

 

家事や育児の大変さは実際にやってみないと、本当の大変さは分からない思います。

もちろん、仕事の大変さも。

ただ、やったからといって、その人が本当に自分と同じことを感じているかどうかは、分かりませんが。

想像はしやすくなります。

 

結婚するというか、一緒に生活していくうえで大切なことは、

相手を思いやって、相手の立場で考えることだと、よく聞きます。

 

それって、一見、簡単そうで実はとても難しいことだと思います。

それは、基本的に他人のことは分からないから。

 

相手のアウトプット(声、表情、言葉、感情)から判断して、こう思っているのだろうと判断することができるだけで、実際にどう思っているかなんて、本当は分からない。

 

そのうち、脳から直接情報を取り出す技術が出てくれば、分かるのかもしれません。

ただ、今、考えていることが、その人かと言われれば、そうでもない気もします。

人の感情なんて、その時々の雑念だらけです。

 

人は無意識が70%とも言います、本当は、自分のこともほとんど分かっていない。

無意識が70%だから、自分の気が付いていないところを、相手が分かるということも起こるんだと思いますが。

 

結局、夫婦になったからといって、

相手の何かが、急にわかるようになるわけではない。

 

だから、結婚しても、

その人を理解しようとし続けることが大切なんだと、と思います。

 

別に、それは特別なことではなくて、

相手を尊重する、

相手の話聞く、

そんな、普通のことを、丁寧にやっていくことだと思います。

 

でも、あまりに普通すぎて、

環境を変えたり、

立場を変えたりしないと、

なかなか、意識し続けるのは難しいかもしれないと思います。

 

なので、3年周期くらいで、イベントが発生して、

立場や環境が変わったのは、良かったのだろう思います。

 

わかりあえることが前提だと、

「どうして分かってくれないの?」と、

よく、ドラマで見るような、不毛な会話になる気がします。

 

わかりあえないことから始めると、

他人と共通点を見つけた時の、喜びは大きい。

 

だたそれが出来るには、

他人とはわかりあうことはできないんだ、

夫婦といっても他人なんだ、

という孤独と、ちゃんと向き合う必要がある気がします。

 

 この本の内容は読んでいませんが、前書きにそんなことが書いていました。^^;