ずっと、気になっていた福島第一原発。
見たところで、何が変わる訳でも、何ができる訳でもないですが、
一度、ちゃんと見てみたかったので近くまで行ってみました。
知り合いが福島にいるので家にとめてもらい、車で6号線を北上。
車からの景色は、普通の田舎の景色。
でも、誰もいない。
町のあちらこちらに、防犯カメラ。
空き家に泥棒が入るので、その対策のようです。
除染土の袋があちらこちらに積まれている。
除染土を運ぶトラック
町のあちこちが、バリケードで封鎖。
普通の風景なのに、誰もいない町。
警察官と白い防護服を着た人と、
除染土ばかり。
結局、福島第一原発を見ることは出来ませんでした。
ただただ、異様な雰囲気でした。
途中、放射線濃度の表示がありましたが、
放射能は見えないだけに余計に不気味でした。
何もなかったかのような、綺麗な海。
相馬市などの津波の被害地は、何もなかったですが、綺麗になっていました。
でも、福島第一原子力発電所の周辺は、当時のまま、時間が止まっているようでした。
5年立っても、近づくことすら出来ない原発。
直すことも、壊すことも、どうすることも出来ずに、
ただただ、封鎖することしか出来ない、原発。
それでも、また、原発を動かすことを選んだ日本。
この選択は、未来の歴史の教科書に、どう書かれるんでしょうね。