田舎への移住を考える際に、よく問題になるのが、
田舎には仕事がない
ということ。
でも、これは誤解で、田舎には人が足りていないし、沢山仕事があります。
ただ、仕事はあるけど、
・お金にならない仕事(山の手入れ、草取り、地域の仕事など)
・年間を通して安定した収入がない仕事(農業など季節バイト)
・厳しい環境の仕事(寒い冬や暑い夏の現場仕事、海での仕事、山での仕事)
などなど、
街中のように、快適オフィスでの安定収入の仕事が少ない。
というのが、正しい表現だと思います。
一年弱、大崎上島で働いてみて、田舎の仕事について、ちょっと、思ったことを書いておきたいと思います。
田舎での働くときに役に立つと思う能力
お金を稼ぐ力(起業)
当然ですが、この力があれば、田舎でも楽勝で生きていけます。
田舎には、山があり海があり、モノはある。
当たり前ですが、そこにあるモノを現金化することが出来れば、生活できます。
ただ、自分もそうですが、大きな会社で働くと、自分に割り当てられた業務を遂行するという能力は鍛えられますが、目の間にあるモノをどうやって現金化するかという能力は、なかなか鍛えられない。
というか、そういう発想自体が、そもそも、なかったいうことに最近気が付きました。
既存の企業で働くといういことは、誰かが作ってくれたお金を稼ぐ仕組みに乗っかるということ、その仕組みを習得する・最適化することには、慣れています。
その仕組みを作り出す力ということは、これからの課題ですね。
仕事を整理する力
大きな企業では、仕事が集約されているので分業が進んでいます。
田舎の小さな会社では、仕事の規模が小さいので分業が進んでいないことが多い気がします。
その結果、
・誰でもできる単純労働を任せられる
・仕事の丸投げ(仕事を始めたばかりでは無理な大きすぎる仕事を任せられる)
割り振られる仕事が両極端なことが多い気がします。
(ただ、大きい会社であっても、管理職の能力によっては、丸投げしかしない人もいますが・・・)
小さすぎる仕事は、全体の中でどういう位置づけなのか?
仕事の全体像を洗い出して、前後の仕事もするようにする。
大きすぎる仕事は、一旦、小さな仕事の単位に整理して、
自分が出来ること、出来ないことに分ける。
出来ないことは、
・誰か出来る人に頼めばできるのか?
・補助器具を作ればできるのか?
・マンパワーを確保すればできるのか?
など、そういう、仕事の整理能力が求められる気がします。
こういう作業は、育児時短勤務や、退職時の業務の引き継ぎ作業で鍛えられる気がします。
丈夫な体と体調管理
こっちに来て思うのは、
1に体力
2に体力
3に体力
ということ。
街中で働いているときは、自分の変わりはいくらでもいるので、結構、風邪をひいて倒れていることが多かったのですが、ここではそうはいかない。
中学校、高校と、バレーボールをしていて、授業時間以外は365日朝も夜も、ずっと、運動していたのですが、その時の基礎体力の土台が、相当、役に立っています。
街中の会社つ勤めの10年で筋肉はほとんど衰退しましたが、ここ数か月の労働で体が復活してきているのを感じます。
子供時代はある程度の勉強も必要ですが、やっぱり、丈夫な体を作ることも大切なんじゃないかと改めて思っています。
まとめ
田舎で働く前につけたい力
・自分でお金を稼ぐ力
・仕事を整理する力
・丈夫な体を作る
以上。