先日、参加してみた『丹波キワモノ会議』
あまりに、濃い体験だったので、何が起こっていたのか?なかなか整理しきれていません。なんか、すごい会議だったことは、間違いないので、ちょっと、まとめてみたいと思います。
キワモノ会議って何?
兵庫県丹波市柏原町という田舎で1泊2日で開催された変な会議です。
僕はキワモノではないのですが、これは面白そうだと思い、つい、行ってしまいました。何に惹かれたのか?この名前です。
このネーミングセンスは、素晴らしいと思います。
キワモノ会議の詳細は、同じ参加者のページに詳しく書かれているので、こちらを見てください。
自分の感じたキワモノ会議を主観的に書いてみたいと思います。
どんな会だったのか?
変な人、ピュアな人、お節介な人、熱量の高い人、何か秘めている人が集まって、わいわい話す場でした。
何を話していたかと言うと、今、思うと、ずーっと、自己紹介です。
自己紹介に始まり、自己紹介を分析して、自己紹介に終わる。
う~ん、こう書いてしまうと、二日もわざわざ丹波まで行って、自己紹介?
と、言われてしまいそうですね。
普通、自己紹介って、自分の公開したい範囲で自分の事を紹介します。
公開した自己に対して、どうのこうのう言われることは、まあ、ない。
でも、キワモノ会議では、最初に自分のキワモノ度合いを自己紹介しました。
この時点で通常の自己紹介より相当に掘り下げられています。
さらに、他人の自己紹介に対して、「それって、どういうこと?」、「もっと、あるんじゃないの?」って、掘り起こす。
なぜ掘り起こすのか?
キワモノ度合いの自己紹介をするので、正直、その価値観が全然分からない。
心の色が見えると言う人、宇宙女子、世界一になりたい。。。
なんで、なんで??どういうこと??
その人は、それが自分にとって一番大事だとういうが、それはなんなんだ??
そうのこうの聞いているうちに、どんどん掘り下げる。
全然、分からないんだけど、そのうち、なんとなく、分かる気がしてくる。
みんな、自分の中のキワモノを感じているから、他人のキワモノを否定しない。
今回6人グループで話をしたので、他人への質問が自分への問いかけにもなり、結果的に凄い量の自分への問いかけ量になる訳です。
この仕組みは、狙ったのかどうか分かりませんが、質問会議に似ています。
次に、いろいろな話を聞いてあなたはどうしますか?どう生きたいですか?
って、ことを表明します。
目標設定ですね。
ここでも、キワモノ度を自己紹介した、グループで話をします。
通常、目標設定って、その人の性格が出ます。
慎重な人、大きく言う人、色々です。
設定する目標は、既に掲げられている組織の目標にたいして、どこまでコミットしますってことが多いです。
その目標は妥当であれば、そんなに突っ込まれこともない。
でも、キワモノ会議では、さっき、キワモノ度をさらけ出しているので、グループのメンバーの目標に対して、すぐに違和感を感じます。
「なんかその目標、ずれてない?」、「本音じゃないんじゃない?」、「本当にしたいことはそれ?」
ここでも、どんどこ、掘り下げが起こります。
キワモノ自己紹介と同じく、グループで話すことによって、質問×6倍効果です。
いよいよ、自分の行動を決める訳ですが。
通常、決断する時って、自分の中のリミッターが、「こんなくらいじゃない?」って囁きます。論理的判断と言うか、過去の経験から照らし合わせてこんなもんでしょう、ってなると思います。
ところが、このキワモノ会議では、この時点で深夜2時です。
朝から、人の話を聞きすぎて、頭が回転し過ぎているし、朦朧としています。
朦朧としているので、普段のリミッターが、働かない。
普段のリミッターが、働いても、グループのメンバーが、すぐに違和感に気が付いてしまう。
リミッター吹っ飛んだ人が、いっぱいいるので、それに引きずられる。
なんで、こんなことで悩んでるんだっけ?
なんで、こんなところで止まっているんだっけ?
となる訳です。
結局、ほとんど徹夜です。
次の日の朝、自分がこれからどうするか発表する訳ですが、もう、腹決めるしかない訳です。
なぜか?
もう、今更、嘘ついたって、カッコつけたって、しかたないでしょ?
疲れているし、眠いし、ばれているし・・・(苦笑)
結局、なんだったんだろう?この会議?
ここまで、自分の中に起こったことを、書きましたが、人によって起こったことは、まちまちだったと思います。
でも、たぶん、ほぼ全員がなんらの大きな気付きを得て終わったことは、間違いない。これは、とんでもなく凄いことだと思います。
企画した人は、どこまで狙ったかは、分からないのですが、すごく奇跡的な絶妙なバランスだったの部分は、あった気がします。
特に、その人の掘り下げは、通常の生活では開かな心の扉を開く作業です。
普通、その日に初めてあった人になんて話しません。
たまたま、一人にの人に話すかもしれないけど、グループにさらけ出すなんてことはしない。
さらに、心の中に長年大切にしまっていたものを、勝手に「いいね」といったりして、持ち上げたりして、そうなのかな?と思ったら。
こんなんも、面白いんじゃないの?こんなふうにも使えるよ?
じゃあ、それで何かしようと、お節介。
たぶん、超お節介会議
ファシリテーションの技術は、高かったと思います。
でも、それだけでは、開かない心の扉は多い。
丹波の田舎の力が大きかったのではないかと思っています。
都会で、キワモノ会議しても、こんな事にはならなかったのではないかな?
マンションの個室のイメージと、田舎の古民家の筒抜けのイメージの違いですね。
ファシリテーション技術と田舎いいところの絶妙な組み合わせ
今回、感じたのは、面白い人がどんどん田舎に帰って行っている。
それは、田舎が面白いから。
次回のキワモノ会議は、10月10日、11日、12日くらいに開催されるらしいので、是非、体験してみたくださいね。