道草道

大崎上島での移住の記録(2016年4月~):子育て・古民家改造・裏山開拓・造船所・たまにプログラミング

本を読むのが苦手だと思っている人へ 楽読のススメ

去年の4月から1年間続けていた楽読。

楽読習得コース (24 回)を約一年で終了しました。

 

速読なら楽読 |楽しく・楽に・速く読む

ちなみに、僕が通っていた楽読教室は、京都四条烏丸スクール(旧京都スクール)です。とても、よかったと思うので、記録として残しておきたいと思います。

 

きっかけ

きっかけは、育児時短勤務を始めた事で、圧倒的に仕事の時間がなくなったこと。

なんとかしないといけないと相当危機感を感じていました。

それで、考えたことは、

  1. 自分の処理能力を劇的に伸ばす
  2. 自分以外の誰かにやってもらう

 

2.自分以外の人にやってもらうは、以前に書きました。

 1.自分の処理能力を劇的に伸ばすために、楽読は始めました。

同時期に、座禅、ヨガも始めていて、もう、

「溺れる者は藁にもすがる」そんな感じでした。(笑)

結局、時間の制約で全てを続けることは出来なくて、結果的に24回セットで購入した楽読を続けることになりました。

 

楽読で能力アップになったのか?

教室に通っている人には劇的に効果があったと言う人もいますが、僕の場合は、あまり変わっている感じはしていませんでした。

 

ふと、楽読レッスンの記録用紙を見てみると、レッスン時の開始時からの1分間の読書スピードの記録があったので興味本位でグラフにしてみることに。

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レッスンを始めた時の2014年4月の読書スピードは

 1分間に5880語

最後のレッスンの2015年4月の読書スピードは

 1分間に336000語

単純計算で読書スピード57倍

ただ、これはトレーニング用の本のスピードなので、実際に普通の本をこのスピードで読める訳ではないです。

57倍は、たぶん、個人差があると思いますが、レッスンを受けている人の中では少ない方だと思います。

 

今の読書スピード

 

それで、ふと、この一週間(4/3~4/10)で読んだ本を考えてみました。

東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」

285ページ

人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書)

263ページ

子どもを伸ばすお手伝い―家事ができる子はなんでも気づきなんでもできる

211ページ

 

どれも、読みやすい本ばかりなので、あまり、読んだ気がしていなかったのですが、1週間で3冊は、まあまあ読んでるなぁ、と気が付きました。

 

本は通勤電車で読んでいます。

片道が15分くらい、待ち時間が10分くらい?

一日の読書時間は50分くらい。

1ページ972文字(1行36文字、27行で計算)くらいの約200ページの本を、二日で読むので、

(972×200)÷(50×2)=1944ページ/分

今の普通の読書スピードは、

1分間に1944文字 だいたい1分で2ページくらい。

実際は、電車でずっと読んでいる訳ではないし、待ち時間もないときもあるので、大体でそんな感じです。

 

楽読レッスンに行く前の速度を測っていないのでわかりませんが、速くなっている気もします。でも、読書スピードは本の難易度、興味のあるなしも関係してくるので、なんともいえません。

 

楽読のススメ

自分では、速くなったかどうか分からないけど、僕が良いと思う理由は、2つあります。

 

一つ目は、『レッスンの仕組みが上手』

二つ目は、『トレーニングが理に適っている』

1.レッスンの仕組みが上手

楽読の名前に楽がついているように、そもそものコンセプトが楽に速く読めるようになるです。

楽読の名の通り、素晴らしいのは、まったく、レッスンが全然辛くないこと。

 

レッスンの内容 

1レッスンは45分くらい

レッスン前の読書スピードの測定

呼吸法

目のトレーニング

聞いて、会話をしながら本をパラパラする

速く見る

レッスン後の読書スピードの測定

 

上手く考えているなあと、思うのは、モチベーションを上げて、続けられる仕組みが上手に組み込まれている事です。

レッスン前とレッスン後で読書スピードを測定して、その日の成果を実感できる。

毎回、読書スピードを計測するので、長期の自分の成長を実感できる。

とにかく、レッスンがまったく苦しくない辛くないのが、本当に良いです。

 

 

2.トレーニングが理に適っている

なんとなく、読書のスピードって、その人の頭の良さに関係していて、速くなんてできない気がします。

 

でも、よく考えてみると、本を読めないと言う人は多いですが、話が聞き取れないと言う人は、あまり聞いたことがないですよね?

 

たぶんですが、人の脳の処理能力は目で見た情報を処理するには十分に速い。

なぜなら、耳から勝手に入ってくる音は無理なく処理できるから。

 

本来、自分で速度をコントロールできない『聞く処理』の方が難しいと思います。文字ならそこにあるので何度でも見れますが、音は一瞬で消えてしまいます。

 

そうなってくると、ネックになっているのは、脳の処理能力ではなくて、目の能力、目の使い方です。見た文字を脳に伝えるの機能が上手く働いていないから、速く読めないんだと思います。

 

楽読の目のトレーニングは、目自体の機能アップと、目で見た情報を脳に送る処理イメージの修正のトレーニングの2本立てです。

 

目の機能アップは、そのまま目の運動です。

左右に上下に速く動かす。

 

目で見た情報を脳に送る処理イメージの修正のトレーニングは、ぱらぱらと本を見るトレーニングです。

同じ本を毎回毎回、何度も何度も読みます。

内容の分かっている本を毎回毎回毎回読んで意味あるのか?と思ったりもしましたが、これって、スポーツの基礎の反復練習に似ていると思います。

 

僕はバレーボールを中学高校としていたのですが、毎日毎日毎日基礎の反復です。基礎の練習で同じ動作を繰り返すことで、体に感覚を染み込ませる。

試合中に基礎練習でやっている時とまったく同じ状況は起こらない、でも、基礎が染みついていると、脳が今の状況と理想の状態との違いを自動修正してくれる。そんな気がします。

 

楽読でやっていることは、スポーツのトレーニングに近い気がします。

何度も同じ動作を繰り返すことで、脳に読書のイメージを染み込ませる。

同時に、話、英語を聞くことで脳に負荷を掛ける。

これは、重りを付けてプレーすることで筋肉に負荷を掛けるのに似ている気がします。

 

まとめ

結局、楽読でやっていることは、

 

  1. 読めないと思い込んでいる、思い込みを取り除く
  2. 読むイメージを体に覚え込ませる

 

楽読を子供の基礎能力トレーニングとして使うと、とても効果がある気がしています。体力をつけるのと同じような感覚で脳力をつけるのが、そのうち普通になるかもしれないと思います。

そのうち、家のにぃにとおとうと君で試してみるつもりです。

 

本を読むのが苦手だと思ってい人は、一度試してみたらいかがでしょう?

たぶん、苦手な人ほど効果がある気がします。