FBで影響力のある人に紹介されたことで、普段の100倍近いアクセス数だった「男が時短勤務をして思うこと」。SNSの凄さを感じました。^^;
これだけアクセスがあったと言うことは、時短勤務について興味あるんだなあと、意外でした。
社内で、自分もやってみようと言う人も今のところ誰もいないので。
世間でダイバーシティとかが流行っているので、社内でそういう類のプロジェクトも存在し、それに呼ばれたくらいです。
参考になるか分かりませんが、自分が時短勤務を取るまでのステップ、問題などを書いてみようかと思います。
時短勤務をすることになったきっかけ
- 連れ合いの職場復帰をサポートするため
- 職場の現状打破の起爆剤
1.家庭の事情
連れ合いの職場復帰が近づいてきた時に、どうやって仕事と育児両立しようかと悩んでいるのが伝わってきました。
これからの生活を思って悲壮感漂う感じでした。
それはそうですよね。
4年の仕事のブランク、それに2人の子供もいる、当然の感情だと思います。
育休を取って、十分に子供達を大きくしてくれたので、ここまで大きくなったら自分でも子供達の世話は出来るのでは?と思いました。
それが、育児時短勤務を考えるきっかけになりました。
2.職場事情
仕事はソフトウェア開発なのですが、完全に仕事がどうにもならない感じでした。
やってもやっても仕事が終わらない感じで、やればやるほど状況は悪くなるのを感じていました。どうしていいのかよく分からない状況で、状況を劇的に変える、何を欲していたと言うのがあります。
その時、時短勤務により状況がよくなるとは思っていません。
でも、何か変えないと、何も変わらないから、変えてみよう、そんな感じです。
時短勤務をするまのでステップ
- 2012年10月 総務に男性でも勤務出来るのか?問い合わせ
- 2012年11月 上長に時短勤務を取る予定であることを伝え、了承を得る
- 2013年4月 チームのメンバーに時短勤務をするので協力して欲しいと伝える
- 2014年1月 一切の残業を止める。15時15分に帰るシミュレーションを開始
- 2014年4月 時短勤務スタート
時短するにあたって一番の問題は、自分の業務をどうするか?
時短勤務をするための戦略を考える。
- 自分の処理能力を劇的に伸ばす
- 自分以外の誰かにやってもらう
1は、今までもやってきているつもりでした。
新しい技術の導入、プログラミング技術の向上、などなど
でも、時短勤務を補えるほどの効果はなかなか難しい。
今更、自分の処理能力が劇的に上げるのはなかなか難しい。
2の「自分以外の誰かにやってもらう」、これしか方法しかないなあと言うのが結論。
それで自分に向いてそうな、リーダーシップの方法を探して、LLCチーム経営さんのリーダーシップ勉強会にたどり着く。
時短勤務をして起こったこと
時短勤務はじめるにあたって、一つ覚悟を決めていました。
何が起こっても残業をしない
そして遂に、
2014年6月 完全に業務が回らない
当然の結果なのですが、完全に業務が回らなくなりました。(苦笑)
自分なりに努力はしましたが、やっぱりそうなりました。
結局、営業部、生産部、開発部に集まってもらって、一番優先の高いタスクだけを決めてもらって、それだけは処理していくことに。
今の状態
現場の処理能力に対して仕事が多すぎるの現状だったと思います。
結局、派遣さんを2.5人、請負さんを1人入れてもらって、それなりに安定しました。
よく効率化とか言いますが、やっぱりそれをするには、考える時間が必要です。考える時間を作るには時間の確保が絶対必要です。
現場には誰か一人は余裕がある人が必要では?と思います。
それが管理職であることが多いのでしょうが、管理職まで実務で忙しくなってしまったら、誰が考えるのでしょうか?
現場を完全停止させるまで、人を入れてもらえないのは、自分のコミュニケーション能力の低さなんだろうと思います。
自分なりに何度か警告したつもりなんですけどね・・・。
伝えるって難しいですよね、特に組織になると、いろいろ力関係とかあるし。
結局、自分にとっては、時短勤務は「きっかけ作り」だった面もあります。本当の破綻をする前の、プチ破綻体験みたいな感じでしょうか。^^
まとめ
時短勤務をした場合に起こることは、その人の仕事、職場の文化、など状況によって全然違うと思います。
違うことをすると絶対に問題は起きます。
でも、考え方を変えると、そこで起こる問題が本当に解決すべき問題なんだろうと思います。
あえて地雷をみるのもいいのでは、と思います。
爆発すると知っていて爆発するのと、知らずに爆発するのでは被害が全然違う気がするのですが、いかがでしょうか?
最後に、育児について思っていること
本来、男だからって、仕事だけしてていいはずがないと思っています。
家族の一員、職場の一員、地域の一員、地球の一員
いろいろな集団の一員としての役割を、みんなが少しずつ負うべきなんじゃないかな?と思います。
今、流行っている、ライフワークバランは、そういう事ではないかと、勝手に思っています。