道草道

大崎上島での移住の記録(2016年4月~):子育て・古民家改造・裏山開拓・造船所・たまにプログラミング

大崎上島日記 雨の日には雨漏り

昨日の大雨で、初めての雨漏りを体験。

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屋根に積もった葉っぱを落としている時に、瓦が古くなっていることに気になっていましたが、大雨になると瓦に染み込んで雨漏りが発生するようです。

 

マンション暮らしの時は、家が雨漏りするとは考えもしませんでしたが、

家を木で作る限り、瓦の隙間があれば水も染み込んでくるという、

当たり前のことに気がつかされます。

 

ここで暮らし始めて、家が呼吸しているのをすごく感じます。

雨が降ったら湿気るし、晴れたらカラっとしている。

地面に湿気を溜めれば柱も腐ってくるし。

 

裏山からやってくる水や湿気や落ち葉を上手く循環させてやらないと、

流れが滞ったところが、腐ったり、虫が湧いたり、崩れたり。

 

街で住めば、こんな面倒なことは発生しないのだけど。

 

でも、晴れた日の爽やかな風や緑に囲まれた爽快さは、

街では、感じることが出来ないですね。

 

何が豊かな暮らしなんだろうかと?

よく考えます。

 

自分たちは街の便利な生活を手放して、

ここで暮らし始めた訳ですが。

 

個人的に感じていることは、人自体が生物なので、

ある程度、自然に即した生活の方が体が楽な気がします。

 

雨の日は雨の日なりに、晴れの日は晴れの日なりに、

人の体調は一定でないことに気がつくのは、結構重要な気がしています。

 

大崎上島日記 田舎への転職について思うこと

田舎暮らしに憧れて、Iターンを考えたとき、一番の心配事は、やっぱり仕事だと思います。

 

どこでも食べて行けるような技術があれば問題ないのですが、僕みたいな普通のサラリーマンだった人が、Iターンしようと思うと、地元にある会社などに就職という選択肢になると思います。

 

都市のように、いろいろと職種があればいいのですが、地方の場合、働き口は限られています。 

 

前職の知識や技術が生かせればいいのですが、なかなか条件にあった職が地方にないのが現状だと思います。

まったく造船の知識ゼロの状態から、島の造船会社で働き始めてもうすぐ2ヶ月。

1週間に一日位は、自分があまりに仕事が出来ないので凹んだりしますが、それなりに楽しくやっています。

 

自分は平凡なサラリーマンだけど、田舎暮らししたいなぁと思っている人へ、

普通にサラリーマンをしながら転職の準備は出来るような気がしています。

自分の転職で大切だったと思うことは、次の3つ。

 

  1. 自分のゆずれないことを知ること
  2. 未知の状態で自分がどうなるか知ること
  3. 居場所を作る力

 

自分のゆずれないことを知ること

自分の中で、何が一番大切なのか?

自分がゆずれない部分はどこなのか?

当たり前のようですが、これが一番大切だと思います。

 

僕の場合は、次の3つでした。

1つ目、自然と共に暮らすこと

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2つ目、モノ作り

作るモノに対してこだわりはなくて、ソフトウェアでも木工でも電子部品でも、なんでもよかった。

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3つ目、家族みんなが幸せになること

 

田舎暮らしをしたい場合、自分の軸がどこにあるのか?

把握しておくことが重要だと思います。

その軸以外は捨ててしまってしまってもいいと思えれば、意外と選択は楽になります。

 

未知の状態で自分がどうなるか知ること

いくら入念に下調べしても、その職場でやっていけるかどうかは、本当のところは実際にやってみないと分かりません。

最後は、覚悟を決めて「エイヤ!」と飛び込むしかない訳ですが、やっぱり怖い。

 

でも、その練習は転職する前に出来る気がします。

一番、簡単なの練習は、部署異動だと思います。

技術系から営業に行ってみるとか、そういうことを経験しておけば、知らない環境に放り込まれたとき自分がどうなるのか?知ることが出きると思います。

僕の場合は、海外青年協力隊のアフリカ生活の経験が大きかったです。

 

未知のゾーンに突入したときに自分がどんな状態になるのか?

どう自分を制御すればよいのか?

どうやって、自分を回復すればいいのか?

 

ある程度、保険がある状態で自分の限界を知ることが重要な気がします。

 

居場所を作る力

 最後に「エイヤ!」と飛び込んだ先で自分の居場所を見つけること。

人それぞれいろいろなやり方があると思います。

 

前職の経験が役に立ったのは、新人さんの教育プランを作って、教育をサポートしたことです。

なかなか計画通りには人は成長しません。

新人さんの成長に対する、周りの期待を客観的に知ったこと、人の学習測速度をなんとなく知ったことは、自分自身の教育プランを作るうえで参考なりました。

 

何も知識がない状態なので、仕事が出来ないのは仕方がない部分があるのですが、何も出来ない状態というのは、結構しんどいです。

そんなとき、客観的に自分の学習進捗度を見れる目をもっていれば、それなりに冷静になれる気がします。

 

現段階で大切だと思うことを書いてみました。

きっと、人それぞれ適した方法があるのだと思います。

  

本当に田舎暮らしを考える場合、現状の手持ちの技術で考えるのではなくて、自分の基礎力の部分で考えると選択肢が広がる気がしています。

 

ここで2ヶ月弱働いてみて、普通のサラリーマン生活でも、培っている力は結構あるのではないかと思いました。

 

半年、1年と働いてみて、気がついたことがあれば、また、書いてみたいと思います。

大崎上島日記 火のある暮らしの第一歩

先週から作り始めたロケットストーブが完成しました。

 

legacycode.hatenablog.com

 

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これくらいすぐに作れるだろうと思い、適当に作ったのが原因で結構苦労しました。

切らなくてもよいところ切ってしまったり、管のつなぎ方を間違って、一度ばらしたり。計画性は大切です。

 

火をたくと、いろいろなHPで紹介されているように、炎が吸い込まれていきます。

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吸い込まれた炎がここで完全燃焼して、効率のよい燃焼を生み出す仕組みらしいです。

なるほど。

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外で試しにお湯を沸かしてみました。

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ここでは、使いにくいので、台所に移動。

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土間とはいえ、家の中が煙るので、台所の奥の部屋に設置。

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連れ合いが、ジャム作りに活用してくれました。

 

ただ、気になるのが、温度が高くなると、

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燃焼部が真っ赤になって、危険。

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一斗缶自体は、坊熱しているので熱くならないのですけどね。

 

最近、まったく料理をしていないので、活用する機会がないかと思っていましたが、連れ合いのおかげでロケットストーブ活用できそうです。

 

火のある生活の第一歩を踏み出しました。

次は、ドラム缶風呂ですね~。

大崎上島日記 ロケットストーブ作成①

裏の竹や木をたくさん切って、出てきた木をただ燃やすのは、もったいないので、ロケットストーブを作って、お湯を沸かそうかと思っています。

 

ロケットストーブは、いろいろ型があるようですが、とりあえず一斗缶タイプを作ってみることに。

キッチンロケットストーブの作り方 2015 きっと被災地でも活躍する !! : おとうさん! ごはんなに?

 

材料。

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穴を開けるところを印して

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じゃじゃーん、いかついものが登場。

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でも、結局、ドリルで穴を開けて

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金きりバサミで、簡単に煙突の穴が開きました。

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煙突はこんな感じ。

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とりあえず、穴だけ開けて本日の作業終了。

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金切りバサミって、よく切れますね。

この程度の缶なら、グラインダー必要なかったです。

残念。

明日は、いよいよ組立て。

 

つづく

大崎上島日記 山好きと海好き

大崎上島に移住してよかったと思うこと。

山も海もあるところ。

 

海好きの連れ合いは、海に行って、貝を採ってきたり、

食べられそうな海草を探したり。

 

僕はというと、裏山で竹を切ったり、

ドラム缶風呂の為の山の整備をしたり。

 

ドラム缶風呂予定地。

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木に埋もれているので、散髪してみました。

木を切って、随分とすっきり。

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ここをドラム缶風呂エリアにしようともくろみ中。

ツリーハウスも作りたい。

ロケットストーブで、瞬間湯沸かし器が出来ないか、現在検討中。

まだまだ、先は長い。

 

最近のマイブームは、1ミリでも前へ

 

とりあえず、月~土まで仕事なので時間がない。

毎朝、少しずつ少しずつ、昨日より何か1ミリでも前進すれば、OKということにしています。

 

ゼロは積み上げても、ゼロですが、

微量でもやり続ければ、いつかは、目的地に辿り着く。

ぼちぼちと、やっていきますよ~。

大崎上島日記 破竹の勢い

大崎上島に引っ越してきて、1ヶ月と2週間。

庭では、いちごが実をつけ始めました。

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先月までは、みかんでしたが、今月からは、毎日いちご。

 

GWから、格闘を始めた裏山の竹。

最初は、竹のジャングルで光も入りませんでした。

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散髪してすっきりしました。

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ちなみに、明るい部分は、昔のみかん畑。

ほとんど、かれていましたが、一本だけ、まだ、みかんがなっていました。

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裏山からは、毎日毎日、毎日毎日、竹の子が生えてきます。

最初は、「お!竹の子」と喜んでいましたが。。。。

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破竹の勢いとは、この竹の子が生える勢いのことかと思ったのですが、

どうやら違うようでした。

破竹の勢い - 故事ことわざ辞典

 

にぃにも、竹の子とりに参戦。

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竹の子を剥くのも手馴れた二人。

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この何週間で切った竹。

なかなかの量です。

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これを燃料にドラム缶風呂でもしようかと思っています。

 

今はドラム缶がないので、とりあえず、焼き芋。

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焼き芋食べて、ご機嫌のおとうと君。

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島で自由気ままに育つ子供達。

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連れ合いは、連れ合いで、こんなことを企んでいる様子。

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ミツバチの箱を仕掛けて、はちみつを取ろうと、はりきっています。

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ちなみに、蜂も活発ですが、ムカデ、蟻、蚊、毛虫、あまり嬉しくない虫たちも、相当に活発です。。。

竹の子も恐ろしい勢いで生えてくるし。

 

何をするにも、まあまあ大変ですが、なかなか面白いところです。