道草道

大崎上島での移住の記録(2016年4月~):子育て・古民家改造・裏山開拓・造船所・たまにプログラミング

巨人の肩に乗る方法を学びに SQiP研究会に行ってみた

 今年一年、SQiP研究会に行くことにしました。

www.juse-sqip.jp

15日(金曜日)が第1回目でした。

 

この研究会は、午前が講義で、午後が分科会になっています。

午後の分科会は、いろいろ選べるのですが、僕は第6分科会派生開発を選びました。1回目が終わった感想などを書いてみたいと思います。

 

よかったこと

午後の分科会が特によかったです。(勿論、午前も勉強になりましたが)

 

第1回目は、自己紹介をした後に、自分の職場の問題を上げて、こんな問題をこの研究会で解決したいと、研究員から発表していきます。

研究員の問題に対して、主査、副主査、アドバイサーが、質問して話を聞き出して、ぶった切るような感じでした。

本当に、その切り方が、爽快。

切れる刀とは、こんな刀なんだろうなぁ、と、ただ、関心。^^;

 

主査、副主査、アドバイサーの問題解決のアプローチの一面を見れただけで参加してよかったと思えました。

問題を解決できる人は、こんな考え方をするのかと、とても、参考になりました。

後、現場は違っても、同じような悩みを抱えていることを改めて実感。

 

自分が感じた問題解決のための力

 

  • 正しい情報を集める力(聞く力)
  • 整理する力
  • 分類する力
  • 引き出しの多さ(自分の経験、知識とつなげる力)
  • 実行する覚悟

 

研究員が話す、ぐちゃぐちゃに絡み合った問題を、まず、解きほぐしていきます。

それには、聞く力と整理する力が必要。

本当に、問題を解きほぐす力が、すごいなぁと思いました。

 

ちゃんと聞く、違和感があればすぐに質問する。

それで、問題をどんどん整理していく。 

 

その問題を、これと、これは、違うと丁寧に分類する。

そして、いろいろ混ざっている問題から、純粋な問題を一つ一つ丁寧に取り出していく。

 

分類した問題を、自分の経験や知識とつなげる。

 

本当に、引き出しが多い。

知識を沢山知っている人は、結構いる気がします。

でも、その知識を、ちゃんと使いこなせているかと言うと、怪しい。

 

技術者として、ちゃんと年を重ねるとこんな姿になるんだと、ちょっと感動しました。

 

そして、最後にとても、重要な言葉を頂きました。

 

「常に背中に拳銃を突きつけられているつもりでやりなさい」

 

正しく分析出来ても、実行力がないと何の意味もない。

これを聞いた時には、内心では、大げさなとも思ったのですが。

拳銃と言うと、物騒ですが、結局、問題から逃げない姿勢と言うことなんでしょうね。その積み重ねが、今の自分を作る。

その意識の積み重ねが、今の姿を作ったのかと思うと、この言葉の重さを感じます。

 

巨人の肩に乗る

「巨人の肩に乗る」、よく使わる言葉ですが、なかなか乗りこなすのは難しい。

そんなに簡単に載せてくれる巨人は少ない気がします。

 

乗ったのはいいけど、しがみついているのが精一杯とか。

乗ったのはいいけど、操作の方法が分からないとか。

乗ったのはいいけど、暴走して自爆したとか。

乗ったのはいいけど、もう、すでに動かないとか。

乗ったのはいいけど、降りれないとか。

 

でも、自分の今の状態は、そもそも、

巨人にどう登ればいいのか分からない! 

 

今年1年で、巨人の肩に乗る力をつけたいと思います。 

乗ってみないと、操り方も分からない。^^;