巨人の肩に乗る方法を学びに SQiP研究会に行ってみた
今年一年、SQiP研究会に行くことにしました。
15日(金曜日)が第1回目でした。
この研究会は、午前が講義で、午後が分科会になっています。
午後の分科会は、いろいろ選べるのですが、僕は第6分科会派生開発を選びました。1回目が終わった感想などを書いてみたいと思います。
よかったこと
午後の分科会が特によかったです。(勿論、午前も勉強になりましたが)
第1回目は、自己紹介をした後に、自分の職場の問題を上げて、こんな問題をこの研究会で解決したいと、研究員から発表していきます。
研究員の問題に対して、主査、副主査、アドバイサーが、質問して話を聞き出して、ぶった切るような感じでした。
本当に、その切り方が、爽快。
切れる刀とは、こんな刀なんだろうなぁ、と、ただ、関心。^^;
主査、副主査、アドバイサーの問題解決のアプローチの一面を見れただけで参加してよかったと思えました。
問題を解決できる人は、こんな考え方をするのかと、とても、参考になりました。
後、現場は違っても、同じような悩みを抱えていることを改めて実感。
自分が感じた問題解決のための力
- 正しい情報を集める力(聞く力)
- 整理する力
- 分類する力
- 引き出しの多さ(自分の経験、知識とつなげる力)
- 実行する覚悟
研究員が話す、ぐちゃぐちゃに絡み合った問題を、まず、解きほぐしていきます。
それには、聞く力と整理する力が必要。
本当に、問題を解きほぐす力が、すごいなぁと思いました。
ちゃんと聞く、違和感があればすぐに質問する。
それで、問題をどんどん整理していく。
その問題を、これと、これは、違うと丁寧に分類する。
そして、いろいろ混ざっている問題から、純粋な問題を一つ一つ丁寧に取り出していく。
分類した問題を、自分の経験や知識とつなげる。
本当に、引き出しが多い。
知識を沢山知っている人は、結構いる気がします。
でも、その知識を、ちゃんと使いこなせているかと言うと、怪しい。
技術者として、ちゃんと年を重ねるとこんな姿になるんだと、ちょっと感動しました。
そして、最後にとても、重要な言葉を頂きました。
「常に背中に拳銃を突きつけられているつもりでやりなさい」
正しく分析出来ても、実行力がないと何の意味もない。
これを聞いた時には、内心では、大げさなとも思ったのですが。
拳銃と言うと、物騒ですが、結局、問題から逃げない姿勢と言うことなんでしょうね。その積み重ねが、今の自分を作る。
その意識の積み重ねが、今の姿を作ったのかと思うと、この言葉の重さを感じます。
巨人の肩に乗る
「巨人の肩に乗る」、よく使わる言葉ですが、なかなか乗りこなすのは難しい。
そんなに簡単に載せてくれる巨人は少ない気がします。
乗ったのはいいけど、しがみついているのが精一杯とか。
乗ったのはいいけど、操作の方法が分からないとか。
乗ったのはいいけど、暴走して自爆したとか。
乗ったのはいいけど、もう、すでに動かないとか。
乗ったのはいいけど、降りれないとか。
でも、自分の今の状態は、そもそも、
巨人にどう登ればいいのか分からない!
今年1年で、巨人の肩に乗る力をつけたいと思います。
乗ってみないと、操り方も分からない。^^;