道草道

大崎上島での移住の記録(2016年4月~):子育て・古民家改造・裏山開拓・造船所・たまにプログラミング

タバコの代わりに、お一人様になるよいツールは何かないかな?

昨年末、丁度、タバコが切れたので、年始からタバコをやめてみようかと思っています。

 

タバコが無くて、困ること。

それは、ニコチンやタールの禁断症状では無く、タバコという便利なツールが使えなくなること。

 

  1. 「ちょっと、タバコ吸ってくる」
  2. タイマーとしての役目
  3. バリアとしての機能

 

「ちょっと、タバコ吸ってくる」

 

これほど、自然に人の輪から離れられる、ツールはなかなかない。

 

「ちょっと、便所行ってくる」は、

なんども使うと、大丈夫か?と心配されるし。

 

「ちょっと、外の空気吸ってくる」も、

何か、あるのか?と心配されそう。

 

その点、「ちょっと、タバコ吸ってくる」は、一人になりたい時のツールとして、自然で、何度でも使える。

 

タイマーなような役割

 

今日、たまたまショッピングモールに行ってきて、タバコ休憩なしに室内に2時間くらいいたら、頭痛がしてきて、気持ちが悪くなってしまった。

 

元々、人混みやうるさい場所が、とても苦手で、タバコを吸うことで、結果的に30分に一回、外に出て一人でリラックスできることが、よかったようだ。

結局、車の中で1時間ほど寝ていたら回復したのだけど。

 

30分に一回、ニコチンが切れたら体が天然タイマーとして教えてくれる。

外に行ってリフレレッシュが必要というサイン。

外でタバコを吸って、リフレッシュ。

人だらけの店内に戻る。

 

タバコは、手持ち無沙汰を紛らわすツールとしててもお手軽。

 

バリアとしての機能

 

後、タバコの誰もが毒があると分かっていて、それでいて毒性がそれほど高くないのもお手軽バリアとしては効果的だ。

特に子供などには、「今、タバコ吸ってるから近づいちゃダメだよ」って、丁度、よい感じのバリアになる。

 

タバコのちょっとしたプライベート空間を作る機能は、なかなか優秀だと思う。

タバコの代わりに、お一人様になるよいツールは何かないかな?

 

何か、よいものあれば教えてください。

2018年の振り返り

紅白歌合戦を、ぼんやり見ながら一年の振り返り。

 

こんな暮らしができたらいいなと思っていた、理想の田舎暮らしを実現できた。

 

6月から学習をはじめてリモートワークを実現。

legacycode.hatenablog.com

 

裏山の掃除が結構進んだ。

legacycode.hatenablog.com

 

家の改造も少し進んだ 

legacycode.hatenablog.com

 

 

 子供達とよく遊んだ。 

legacycode.hatenablog.com

 

 今年の一月に考えていたことが、全く意図していない形で、結果的には実現できてしまった。

legacycode.hatenablog.com

 

正直、今年の5月まで、リモートワーク を目指そうとは思っていなくて、社内の事務作業がメンドくさすぎて、自動化しようと思ってプログラミングの勉強を始めたら、そのまま本気でプログラマーを目指すことになってしまった。

人生どうなるか、本当に分からない。

 

2019年 ブルーオーシャンを一人淡々と歩んでいく

 

正直、人と争うことが苦手だ。

自分が勝たなければ自分の親しい人にひどいことが起こる以外の場合は、全ての勝ちを他人に譲ってしまってもいい、と思ってしまうところがある。

 

年末たまたま落合陽一さんの本を読んでいて、これからのAI時代は、誰もいない分野で淡々と歩き続けることが大事だ、みたいな話があった。

一人で淡々と誰もいない道を進むのは得意だと思う。

 

とりあえず理想は実現した、来年は理想を超えていく年にしたいと思う。

 

 

仕事

リモートワーク :確実に期待に応える働きをする。

鉄工所:IT技術を使って、現場が楽に成果をあげる仕組みを作りを考える。

 

屋根と壁の修理をする。

来年に向けて、干しレンガのロケットストーブを作る。

 

裏山

ツリーハウスを作って、高枝の伐採をする。

子供が遊べる場所にする。

 

自給率をあげる。

 

5年後(2024年)に向けて

下の子が中学校に入るタイミングで、多分、大きく動くと思う。

その時のための準備を少しずつ進める。

 

子供には、全寮制の学校行くとか、小学校終わったら手を離れてたらいいなと思っているのだが、こればかりはどうなるか分からないけど。

 

とりあえず、落合陽一だな。

f:id:legacyCode:20181231204424j:plain

 

ありがたいことに、来年しなければならないことは、全てしたいことだ。

 

来年度も、淡々とやるべきことをやっていこうと思います。

f:id:legacyCode:20181231205351j:plain

 

現代版百姓をめざして 農工でベーシックインカム、リモートワークで自由な生活 

最近、はまっている落合陽一さん。

 

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

 

とくにこれから重要になるのが、「百姓的な」生き方です。百の生業を成すことを目指していたほうがいいのです。

・・・

これからの時代は、百姓の中から、イケている人が、クリエイティブクラスになっていくのです。

 

 僕が百姓を意識し始めたのは、百姓 欽左衛門さんからの農講義に通っていた頃。

 

legacycode.hatenablog.com

 

今まで漠然と考えていたことが落合さんの本を読んで、理解できた。

 

この島で実現したいこと。

 

ベーシックインカムとしての農と工

ベーシックインカムといえば国からの金銭的な再配布のイメージが強いですが、自分達の食べるものを自分達で作ることができ、自分達の家を自分達で建てられれば、衣食住の食と住が基本的には手に入る。

家を建てることは無理でも無料の古民家を直す技術があれば、無料の古民家なんて結構いっぱいある。

 

落合さんが指摘しているように、

 

今の日本は拝金主義すぎます。

 

いくら農と工で、食住が自給できると頭では分かっていても、お金がないと生きていけないという洗脳が骨の髄まで染み込んでいる。

 

セーフィティネットとしてのリモートワーク 

 

それで、その洗脳が抜けるまでに心理的安全装置になるのがリモートワーク だと思う。

 

農的生活力をつけるのには時間がかかる、その間不安を支えるのがセーフィティネットとしてのリモートワーク での現金収入。

 

僕にとって、農と工はプロフェッショナルは目指していない。

自分達が生活できるレベルで十分。

 

逆に、リモートワーク はIT技術のプロとしての問題解決能力はプロフェッショナルを目指している。

そして、面白いことの玉手箱でもある。

 

農と工とリモートワーク があれば、どれかがダメでも、どれかで生きていける。

リモートワーク のIT技術は面白い世界を切り開く。 

 

生業は色々ある、自分の得意な部分で組み合わせを、考えるのは楽しい。

これから自分が目指すべきは、現代版 百姓だなあと思う。

 

百姓を目指すにあたって、島は最高の環境な気がする。

自分の安全圏内で、冒険することのススメ

海外青年協力隊、育児時短勤務、島への移住、リモートワーク、これらの人生の出来事を並べると、自分の行動パターンに気がつく。

 

将来起こるだろう不安に対して、本気で追い込まれる前に、安全圏内でプチ破綻を実験している感じ。

 

海外青年協力隊時は、30代目前だった、気ままにしていたらよかった新人時代が終わり、リーダー的な役割やプレゼン能力が求められてきているの感じていた。

国の制度を使って、安全な環境で自分のアップデートを試していた。

 

育児時短勤務は、連れ合いと二人の世界から、子供いる生活になって、家事や生活がどう変わるか知っておく必要があると思った。

会社の制度を使って、子育ってどんなものか経験してみた。

 

島への移住、リモートワーク は、これから起こるかもしれない未来のシミュレーションに近い。

これから起こる人口減、会社の倒産などに、本当に巻き込まれる前に、まだ、若くて余力のあるうちにプチ体験している感じかもしれない。

今なら、もし、失敗しても街に帰ればいいだけなので、最低限の安全は確保されている。

 

これが、子供が大きくなってお金がかかるようになり、家のローンも組んでいて、そんな状況で起こったと想像すると、恐ろしくて仕方がない。

 

島への移住、リモートワーク へのチャレンジを通して、自分の市場価格、家族が幸せに暮らせる最低限の収入、自分にとって幸せって何だろうかとか、色々と分かったことがあった。

 

未来なんて予想できるわけないのだけど、一番、不安に思っていることのプチ体験が予めできるのなら、さっさと体験して、次の不安に備えた方がいい。

振り返れば、ダメ上司が僕を育ててくれた

来年からリモートワーク で働くことになった、トラベロコ。

 

medium.com

 

世界にいる海外在住日本人(ロコ)は、自分でその国、都市を選び、時間を使い、誰かと過ごし、やりたい事をやっています。

実は、私たちは「場所」「時間」「誰と一緒に居て」「何をやるか」は自由なのです。

トラベロコ自身も、そんなロコのような自由な生き方を求めて、「場所」「時間」にとらわれない働き方をしたいと考えています。

 

 

実際に、インターンで体験しましたが、本当に自由。

 

ふわっとした指示を、与えられて、

働く時間は、いつでもいいです。

どこまでやるかも、できるところまでやってください。

 

自由は結構難しい

 

自由て、何してもいいんだ!

と、思うかもしれませんが、実際は結構難しい。

 

働く時間をいつでもいいと言われると、いつ働くか自分で決めて、自分でコントロールしないといけない。

どこまでやるかも自由と言われると、仕事を自分で分解して、プロセス管理を自分でしないといけない。

 

これだけの時間で、これだけの量をこなしたら採用してあげますよ、と言われたら、目標がはっきりしているので取り組みやすいが自由度は低い。

 

どれだけ働いても自由、どれだけやっても自由、その結果、お互いのフィーリングが合えば一緒に働いていきましょうと言われれば、どれだけやるは自分で決めるしかない。自分の決めた目標で成果を出して、それが相手の求めるレベルのものだったら一緒にやっていきましょうとなる。

それは、お互いイーブンであることだとも言える。

 

インターン時に実力以上に働いて自分を大きく見せることはできる。でも、

そのペースで報酬をもらうと、今後、そのオーバーペースを維持することをコミットすることになる。成長戦略としては悪くないかもしれないし、シンドイかもしれない。

自分の無理のないペースで働いて、それでもOKなら働こうと考えることもできる。その場合、採用されないリスクもある。

今の状況、自分の傾向を考えて、どんな戦略をとるかも自由。

 

休みを決めるのも自由

 

先日、社内のSNSのやり取りを見ていて驚いた。

12日28日〜1月3日まで、一応休みになっている。

でも、どこからどこまで休みにするかは、担当者の自由。

自分の業務を管理して、各自休みを取ってくださいということらしい。

 

振り返れば、ダメ上司が僕を育ててくれた

 

僕の最初の上司は、スージーと呼ばれていた。

なぜなら、「スジ」しか言わない人だったから。

後、ドクタースランプアラレちゃんのスッパマンに似ていたから。

 

Drスランプ スッパマン

Drスランプ スッパマン

 

 

 

何かを聞くと、

 

「スジから言うこと、こうだけど。ごにょごにょ」

 

で?

YESか、Noか?

やって欲しいのか?、やって欲しくないのか?

やっていいのか?、やったらダメなのか?

 

問い詰めると、やはり、

 

「スジから言うこと、ごにょごにょ」

 

多分、筋を通すのスジなのだと思うが、よく分からない。

残念ながら、ダメ上司と言われても仕方ないと思う。

 

 

僕が辞める頃には、法律関係の部署について活躍しておられた。

 

「それは、この法律から言うと、こうこうこう」

 

と、自信を持っていっておられた。

人には向き不向きがある。

 

話を戻すと、スージーの元で、新人の頃の僕は勝手にやっていた。

なぜなら、「スジ」しか言わないから。

 

3年目くらいの頃には、社内の押しの強すぎるリーダーが率いるプロジェクに参加してしまい、アメリカにあるメーカーと共同開発している製品のソフト担当になって、アメリカのホテルで1ヶ月お一人様デスマーチをしたこともある。

ソフト技術も未熟で、プロジェクト管理も知らなくて、プロジェクトがぐちゃぐちゃになって当然と言えば当然、ちゃんとした上司なら待ったをかけただろう。

 

結局、もうどうにもならない状況になって、アメリカから帰国させられ、そのソフトも先輩エンジニアに引き取ってもらって、恥も外聞も捨ててプロジェクトから逃げ出したような結末になった。

 

アメリカの思い出は、悪い思い出だけではなくて、一緒にプロジェクトに巻き込まれていた同期(彼の場合は自ら飛び込んだとも言う)と、共同開発先のエンジニアの家に遊びに行って本物の拳銃打たせてもらったり、ラスベガス・グランドキャニオンを一緒に巡ったり、楽しい思い出だったりもする。同期の間で、彼が4人いたら世界が滅びるんじゃないか、と言われていたパワフルな彼は今頃何しているんだろうか。

 

基本的に、仕事の管理ができていないので、要求は直接エンジニアに来る。

社内の色々な部署の人が、それぞれの理由でソフトを作ってくれと言ってきて、それぞれが超急いでと言う。

 

最初は、誰かに頼られるの嬉しくて、仕事を引き受けていたら、どんどん、雪だるま式に仕事が増えてきて、それぞれが最優先で!と言う。

 

上司の知らない間に仕事がどんどん積もっていって、勝手にパンクして。

当然、上司としては自分を完全スルーして仕事している訳だから面白い訳がない。

でも、こっちからすれば、あなたは「スジ」しか言わないじゃなか!って感じだった。

 

社内のとても汚いコードが気になって、これは何とかしないといけないと、誰にも頼まれていないのに一人ひたすら格闘して、果敢にリファクタリングに取り組んで、大きなバグを出して、会社の偉い人達に怒られて。。。

 

サラリーマンとしては、ゼロ点だった思う。

上司も悪かったが、自分も相当にダメ部下だったと、振り返ってみもそう思う。

 

人の話も聞かず思い込んで、勝手にやってぐちゃぐちゃにして、投げ出して。

そんなことを何度か繰り返して、自由にすることと勝手にすることの違い、プロジェクト管理の方法、人とコミュニケーションすることを学んでいったように思う。

 

そんなダメ社員を雇える余裕のある会社だったんだなぁと、改めて思う。

でも、そんな経験が今確実に役に立っている。

 

 良い上司に出会えれば成長できる気がするけど、結果的に、ダメ上司に育ててもらえることもある。

今の自由すぎる職場に無理なく馴染めるのは、スージーのおかげとも言えないこともない。

何が良くて、何が悪かなんて、終わってみないと分からない。

f:id:legacyCode:20181227100126j:plain

 

即断する時と、不安に飲み込まれず判断を保留する時

昨日のブログを書いていて、歳を取るのも意外と悪くないと思った。

 

legacycode.hatenablog.com

 

即断しないと、どうにもならないことは結構ある。

結婚のタイミングとか、移住のタイミングとか。

 

逆に即断せずに機会を待ち続けないといけないことも結構ある。

今回のリモートワーク の職探しとか。

移住後の生活とか。

 

どれが即断しなければいけなくて、どれが即断してはいけないのか?

正直、今でも十分に分かっているとは言えない。

でも、若い頃に比べたら、その判断の正答率は上がってきているような気もする。

 

とりあえず言えることは、不安に囚われた判断は大体失敗する。

 

その判断が、不安からくるものなのか、判断するだけの条件が整ったからの判断なのか?

静かに自分に問いかけることが大事。

 

静かな海と、静かに佇む島、自分と静かに向き合う時間を与えてくれる島暮らしの最大の恩恵かも知れない。

f:id:legacyCode:20181224101503j:plain

 

若さもない、輝かしい経歴もない、天才でもない − 40歳凡才、どうやって生き残る??

6月からのWebエンジニアへのチャレンジ中、ずっと、考えていたこと。

 

40歳、もう、若さも勢いもない。

10年間、自分なりに頑張ってきたけど、何一つ外的な輝かしい経歴はない。

自分より仕事できない人は沢山いる、でも、自分より仕事できる人も山ほどいる、残念ながら自分は天才ではない、普通の人だ。

 

リモートワーク をするとは心に決めていたけど、一体、自分の何を強みにすればいいのか、さっぱり分からずにいた。

 

転職活動となると、履歴書とか書く。

その度に、盛ろうにも何も盛るものがないことに愕然とする。

 

でも、と思う。

 

自分が、仕事で、派遣さん外注さんの面接をする時に、

若くて、勢いがあって、輝かしい経歴があって、天才的な人を選んでいたか?

と、思い返すと、答えはNo。

 

最終的な基準は、人間性というか、フィーリングだった気がする。

 

なので、上っ面的な、対面を保つことは一切やめて、そのまんまの素の自分の価値観をさらけ出す履歴書を書いて、きっと、自分とフィーリングがあう会社があるはずと思って、ひたすら地道にWebプログラミング基礎だけやり続けた。

 

結局、10社以上応募したけど、ほぼほぼ何の応答もなく。

とりあえず、自分が納得するまで基礎をやり続けるとは決めていたので、何の反応がなくても基礎をやり続ける日々。

 

いよいよお金と時間のリミットが近づいてきて、リモートワーク ダメだったら、島で働こうとだけ覚悟を決めた時、結構、あっさりとリモートワーク でのインターンが決まり、結構、あっさりと働けることになった。

 

結局のところ、自分の身は一つしかない。

働こうと思っても、1社でしか働けない。

100社断られても1000社断られても、1社自分の事を気に入ってくれる会社があればいい。

 

どうやって、その1社に見つけてもらうか?

その1社に見つけてもらった時の為に、自分を磨き続けられるか?

 

40歳の強みとは、そんな事を淡々と続けられる辛抱強さなのかも知れないという気がしてきた。